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中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

雑草の芽生え ハンドブック

「身近な雑草の芽生えハンドブック」(文一総合出版)が 発売になっています。 心待ちにしていた本ですが、書店でパラパラとページをめくってみると、 思わずニンマリしてしまうような芽生え写真がずらり。 やはり買わずにはいられませんでした。 詳細な芽生えの写真を見ているだけでも楽しいのですが、 散歩のお供として持ち歩けば、面白さ倍増ではないでしょうか。 写真と見比べながら、雑草の芽生えが調べられるなんて。 ますます、下を向いて歩くことが多くなりそうです。

ヤツデ

ウコギ科のヤツデ。今ごろの季節に花を咲かせています。 珍しい花ではないですが、近づいて見てみると 様子の異なる花が咲いていることに気がつくでしょうか。 開花してすぐの花は、写真のように、おしべ5本、 花弁5枚をつけています。 中央ににょきっとでているのがめしべで、ちょっと短めです。 しばらくして、おしべと花弁が脱落すると、中央のめしべが ぐいっとのびてきます。 この時、めしべが5本あることがわかります。 ちなみに、写真の奥の方にぼんやりと見えているのが、 めしべをのばしている 花たちですが、ちょっと わかりにくいでしょうか...。 (よろしければ、実際の花でお確かめくださいませ 。) ヤツデの花は、花粉をだすオスの花から、 めしべが働くメスの花へと 時期をずらして変わっていくのですね。

InterFM「ROUTE 761」に

12/22、InterFM 「 ROUTE 761 」 に出演させていただきます。 放送時間は午前11:30ごろからです。 番組内の 「 Playground EARTH 」 という コーナーにて、 収録したインタビューがオンエアされます。 ROUTE761は、 旅、自然、そして音楽をテーマにした番組。 Playground EARTHは、地球と遊ぶ面白い人を紹介するコーナーです。

遺伝子組換え植物の作り方

季刊「理科の探検」誌・夏号に「遺伝子組換え植物の作り方」 という記事を書かせていただきました。 こちら 。 この記事が、サイエンスポータルというサイトで、 ご覧頂けるようになっています。 こちら 。 サイエンスポータルは、独立行政法人 科学技術振興機構により 運営されている、科学技術に関連する情報を提供しているサイトです。 RikaTan ブログでもご紹介いただきました。 理科子さんに感謝です。 こちら 。

シデコブシ

モクレン科シデコブシの冬芽です。 11月初旬に撮影したものですので、周辺にはまだ緑が目立っています。 ふさふさした冬芽は、ついつい触りたくなる感じでしょうか。 11月の時点で、やや大きめな冬芽になっていました。 かなり気が早いですが、 きれいな花が咲くのを楽しみにしつつ。

オオシマザクラ

オオシマザクラの冬芽。やや大きめで、毛などはありません。 この状態で真冬の寒さを乗り切るのですよね。 傷などつけないように、大切に触らないと。 写真をみると、冬芽の下の部分には葉痕(ようこん) が写っています。 葉痕は、読んで字のごとくですが、今年の秋頃?まで葉が付いていたところです。 花が少ない冬は、越冬芽と葉痕もちらちらと 観察しながら 散歩するのも楽しいでしょうか。

ノボロギク

キク科のノボロギク。 道ばたや畑などに生えています。 花の見頃は 春から夏にかけて ですが、 今ごろの寒い 季節 にも 花を見かけます。結局のところ、 やや暖かい地域なら 一年中 咲いているのかもしれません 。 ヨーロッパ原産の植物です。

12月のタンポポ

雑種タンポポはこの時期にも咲いています。公園や空地にポツリ、 ポツリという感じで。 こんなに寒くなっても花が咲くというのは、考えて みると不思議で 面白いでしょうか。 今月のクラブけろけろさんでの科学教室では、天気さえよければ 近くでタンポポを探して、みんなで掘ってみようかと考えています。 ぶじに、タンポポの根っこに会えますように。

クラブけろけろ

冬休み科学実験教室をさせていただくことになりました。 テーマは野菜。スーパーで見かける、身近な野菜を使って、 わいわいがやがやと遊びます。 登場する野菜は、 ジャガイモとサツマイモ、 ダイコンとカイワレ大根、 タンポポとゴボウ などなど。 土の中で育つ野菜の世界をのぞいてみようかと思います。 お時間ありましたら、ぜひぜひ。 - - - 日 時:2012年12月22日(土)     13:30〜15:30 対 象:小学 1年〜4年 参加費:500円 持ち物:筆記用具 場 所: 亀有学び交流館 (葛飾区) 申込先:葛飾区教育委員会事務局 生涯学習課 03-5654-8476 受付期間:11/26~12/12 チラシなど、詳しくは こちら 。 (クラブけろけろについてもリンク先をご覧くださいませ)

鉱物の特集

季刊『理科の探検』の 2012年冬号が発売になっています。 特集は「地球からの贈り物 鉱物の魅力」です。 鉱物の定義から、実際の鉱物探しまで、鉱物の様々な話題が満載。 まさに「鉱物の魅力」が伝わってくるような特集となっています。 鉱物の写真も美しいです。

農耕と園藝12月号

『農耕と園藝』2012年12月号が発売になっています。 今月号の特集は「経営管理を見直そう!」。お金のことを考える ためのヒントになりそうです。勉強勉強、でしょうか。 アグリニュースのコーナーに2つの記事を書かせていただきました。 いずれもイネに関するもので、イネが実る時期に高温にさらされる と生じる乳白粒のお話、そしてイネの交雑に関するお話です。

イチイ

常緑針葉樹のイチイです。 イチイには雄株と雌株があります。写真の木には、 赤い肉質の実が ついていました。実の先端は開いていて、その中にタネがあります。 赤い実はかじると甘いのですが、タネにはアルカロイド系の毒が含ま れています。数個のタネなら食べても大丈夫かねぇ、なんていう話 も聞きますが、食べ過ぎると死に至ることもあるそうです。 ということで、あまり口にしない 方が無難でしょうか。

ユズリハ

ユズリハは常緑樹で、雄株と雌株があります。今ごろの季節になると 雌株には垂れ下がるように果実がついているので、区別がつきやすい ですね。 果実はなんとなく味しそうにも見えるのですが、アルカロイド系の毒 が 含まれているそうなので口にしない方が無難でしょうか。

街路樹のトウカエデ

カエデ科のトウカエデ。 中国中南部原産の落葉樹です。 江戸時代に日本へ 持ち込まれたそうで、現在では、 公園の植え込みや街路樹としてよく見かけます。 今の季節には、 樹木の上の方から紅葉してきていて、 思わず見入ってしまう感じでしょうか。 トウカエデとは関係ありませんが、最近、 Pentax Papilio   という双眼鏡を 植物観察用に購入しました。 これからは、樹木の上の方も、 楽しく観察できそうです。

草花散歩会とキツネノマゴ

10月20日(土)の草花散歩会、たくさんの方々に、 お集まり いただきました。 和やかで心地よいひとときをご一緒させていただき、 本当にありがとうございました。 またお会いできることを楽しみにしております。 そして、八王子セミナーハウスの職員の皆さまには、 親切かつ丁寧に、 ご対応いただきまして、 深く感謝いたします。 後援いただいた八王子セミナーハウスさまのサイトで、 当日 の座学カフェのひとこまをご紹介いただいています。 こちら 。 須佐さん と 陣崎さん にも感謝感謝です。楽しい お二人の おかげで 準備の段階から当日に至るまで、 充実したイベントになりました。 当日の様子は改めて、 evolutioのサイト などで、 ご報告させていただければと思います。 イベントで観察した草花のひとつ、キツネノマゴ。 シソ科や ゴマノハグサ科のような花ですが、 キツネノ マゴ科の 植物です。 小さいですが見るべきものがたくさんありそうな、 今回の ポイントととなる草花でした。

レンゲショウマ

キンポウゲ科のレンゲショウマ。小さな山に数株が咲いていました。 やみくもに歩いている中、たまたま見つけたので、かなりお得な気分 でした。(えっと、、夏の終わりごろの話ですが。) 花びらが2種類あるように見えますが、水平にひらいている薄紫色の 部分は萼(がく)、丸まっている内側の紫色の部分は花弁となります。 中央に2本 の雌しべが飛び出しているのが印象的でしょうか。雌しべ の周辺には、 たくさんの雄しべが見えていました。

リンが足りなくても育つイネ

『農耕と園藝』(誠文堂新光社) 2012年11月号が発売になっています。 今月号の特集は「収益UPを目指す養液栽培」。植物工場のことなど を考える上でも参考になりそうです。その他にも、RNA干渉という 先端技術を駆使して作りだそうとしている天敵昆虫の話やドイツの クラインガルテンの話などなど、面白い話がたくさんです。 この雑誌で、農業の最新情報を紹介している「アグリニュース」 の コーナーに、次のような記事を書かせていただきました。 『 リン欠乏土壌でイネの生産性を向上させる遺伝子の解明 』 栽培イネを育てるのに土壌のリンは欠かせませんが、実はアジアや アフリカなどの地域では、作物が利用できるリンが不足しています。 そこで、リンが少なくても育つ栽培イネの開発に期待が寄せられて きました。 多くの研究が続けられている中で、最近 、土壌中のリンが不足して いても、 イネの 収量を 増加させるような遺伝子が見つかった、とい う 話を Nature誌をもとに紹介しています。

ゴマナ

キク科のゴマナです。 遠目にはあまりきれいな感じはしませんが、 近づいてみると、 花はさっぱりとしていい感じでしょうか。 草丈は1m ほどと大きめ。頭花(とうか)の直径は1cmほどで 小さめ。細かいことですが、冠毛は長めです。

シモツケソウ

バラ科のシモツケソウです。淡い紅色(桃色?)の花がふわふわと 多数ついて います。写っていませんが、モミジのような形をした葉 も特徴的です。 1つ1つの花が小さいうえに、もやもやと重なっていて見にくいの ですが、ちらりと数えた範囲では、雄しべはたくさん、雌しべは4、 花びら5でした。根気よく数えれば、ちょっと数字は変わるかもし れません。。

ヤナギラン

アカバナ科のヤナギラン。花びらの色が鮮やかです。 花びら は4、雄しべは8、雌しべは1となっています。 雌しべは、はじめだらりと曲がっていますが、葯が開くころ にきりりとまっすぐになります。と同時に、雌しべの先にあ る柱 頭は4つに分かれるようです。なんだか楽しい花ですね。

トウガラシとトマトについての記事

『農耕と園藝』2012年10月号が発売になっています。雑誌の中に は、 農業に関する最新情報がまとめられている「アグリニュース」 という コーナーがあります。 そこに次のような記事を書かせてい ただきました。 『 青果物の鮮度を保つための手法開発に期待   トウガラシ果実の 成熟システムを分子レベルで解明へ 』 緑色のトマトは収穫してもすぐに赤くなるのに、トウガラシは 緑色 のままですよね。この現象を遺伝子レベルで解明していけ ば、果実 の成熟をコントロールする 新しい道すじができる のではないか、と ドイツのマックスプランク研究所のチームは 考えました。 その研究 の最新成果をトピックとしてとりあげて います。 (なお、 タイトルは長めですが、記事は短めです。) 書店でみかけたら、お手にとってご覧ください。

ツリガネニンジン

キキョウ科のツリガネニンジンです。山野でふつうにみかける 花ですが、やはりきれいですね。 釣り鐘のような花からは、雌しべがにょきっと伸びています。 その雌しべも綿棒のような状態から、先が割れて雌しべらしく なる様子がわかるでしょうか。

ハナイカリ

リンドウ科のハナイカリです。黄緑色の花がきれいで、形も面白い ですね( リンドウというより、イカリソウみたいというか...)。 花の後ろに長く伸びた4本のとんがり。これは距(きょ)といわれ ていて、花蜜が入っているところです。

エゾリンドウ

リンドウ科のエゾリンドウです。花冠の紫色が美しく、その内側の てんてん模様も印象的でしょうか。 花冠はあまり開いていませんが、すきまから見える柱頭は、先端が 2つに割れていますね。写真では不明ですが、雄しべは5本です。

じゃがいもくん しつもんです

学研さんの月刊保育絵本のひとつに 「 かんきょうかがくえほん 」 と いうシリーズがあります。 この シリーズの2012年10月号 (学研教育 みらい) は、小さなお子さんも大好きなジャガイモがテーマです。 ジャガイモ料理のあれこれやジャガイモ畑の様子などが紹介されて いて、楽しい絵本です。 今回、絵本『 じゃがいもくん しつもんです 』の監修をさせていただ きました。それから、その絵本の付録「あんだんて」という冊子に 「 ジャガイモ畑のふしぎな世界! 」という解説記事も執筆させてい ただいています。 もし機会がありましたら、ご覧ください。

草花散歩イベントのご案内

イベントのお知らせです。 昨年、深大寺で開催した草花散歩イベント。今年も、デザイナーの 須佐岳彦さん 、 児童文学作家で歌人の 陣崎草子さん とともに、開催することになりました。 ふだん見なれた草花をじっくり観察し、草花のくらしをさぐってゆきます。 めくるめく不思議な自然の世界へ、いっしょにでかけませんか? 陣崎さんによる詩歌の朗読もあります。須佐さん作の ワークブックも。 それから、お茶やお菓子、虫眼鏡つきです。   植物博士とゆく草花散歩と座学カフェ  開催場所:長沼公園と八王子セミナーハウス  日  時:2012年10月20日(土)11:00~17:00頃迄(受付:10:40~)     詳しくは、オフィシャルサイトをご覧くださいませ。   http://www.evolutiolab.com/events/ws003/ ご参加、心よりお待ちしております。          (2012年9月22日) 長沼公園 (写真提供:陣崎草子さん)

ハゼラン

スベリヒユ科のハゼランです。花の径は、5mmほど。 花びらの 紅色 と 葯の 黄色 が印象的です。 午後3時ごろから咲き始めるので、サンジソウやヨジソウという別名 もついているのだとか。 道ばた、特に塀ぎわなどで見かけます。もともとは観賞用で持ち 込ま れたものが野生化しているようです。原産地としては、熱帯アメ リカ との記載を多く見かけますが、西インド諸島と書かれてい る図鑑もあ り、よく分かりません。

ウメバチソウ

ひょろりとのびる花茎に、ひとつの花を咲かせるウメバチソウ。花の 径は 2cmほど。その花茎の根元には、一枚だけ葉がついています。 花びらの内側には、雄しべ風のつぶつぶがあります。仮雄しべです。 形は 雄しべっぽいですが、退化して花粉をつけなくなったものと言わ れていま す。とてもきれいですね。 とすると、雄しべはどれでしょう? ウメバチソウには、全部で5本 の 雄しべがありますが、それらは順番に開いていきます。写真の花を みると、 右側にある雄しべが、一番目に開いています。

イワアカバナ

アカバナ科のイワアカバナです。 写真では大きな花に見えるかもしれませんが、花の径は 5mm ほど。 小さな花ですが、球のようにふくらんでいる柱頭が 目立ちますね。 花粉をばっちり受けとれそうな、立派な柱頭です。

マツムシソウ

マツムシソウ科のマツムシソウ。印象的な色合いの花です。大き な 1つの花のように見えますが、よく見ると、たくさんの花が 集 まってできているのがわかります。キク科の花のようですね。 外側の花は花びらが大きく広がり、内側の花は筒状で す。写真の マツムシソウでは、雄しべの先につく葯が紫色になっていますね。

たんぽぽ工房ウェブサイトの URL 変更のお知らせ

たんぽぽ工房のウェブサイト(本サイトのことです)では、 URL が 以下 の ように、 変更になりました。 http://www.hoyatanpopo.com もしも、以前の URL を登録などしていただいている、奇特な方が いらっしゃい ま したら、 登録の変更をしていただけてら嬉しいです。 どうぞ、引き続き、よろしくお願いいたします。 なお、 「 Contact 」にあります 連絡先も変わりました。

オオハナウド

セリ科のオオハナウドです。茎の先端に多数の白い花をつけて、 涼し げ に咲いていました。 中心部にある小さな花と比べると、 その周辺部の花は、花びらが大き くて 形も異なっているので、とても目立ちますよね。

テガタチドリ

ラン科のテガタチドリです。多数の花を つけていてにぎやかです が、派手な感じはしないかもしれません。 一つひとつの花がきれいです。言われてみれば...、千鳥のように も見えるでしょうか。唇弁という、下の花びらがまるく 3つに なっているのが特徴的ですね。