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中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

タニギキョウ

丸っこい葉と小さな白い花が特徴的なタニギキョウです。 ルーペなどで観察すると、キキョウらしい花の姿を楽し めるかもしれません。 ちょっとした山や里山の林内などで見かけるのですが、 うっかりすると踏みつけてしまいそうですね。

霜がついた草

春先には霜がおりることが度々あります。 写真は霜がついた ヒメオドリコソウです。 表面が凍結しても枯れない草。 別に珍しい現象でもないので すが、 表面が凍結すると、 細胞内の水分が失われる といいます。 ということは、霜がついた草(の細胞)は、 低温と乾燥 に対応 して 生きているのですよね。思わず見入ってしまいます。

スミレ

雑木林にさしこむ陽の光が柔らかでした。 これはタチツボスミレでしょうか。 「日本のスミレ」できちんと調べてみましょう。

ちょっと気になるタンポポたち

東京あたりでも、道ばたのタンポポが目立ち始めたようです。 どれも同じように見えますが、観察していると意外と面白いと ころがあります。ここ数日、ちょっと気になるタンポポを街で 見かけました。 まずは、大きなタンポポ。まだ開花していませんが、立派です。 大きさを比べるのに携帯電話を一緒に置いてみました。 (落とし物ではありませぬ...。念のため) 次は、形が変なタンポポ。こちらは花茎(かけい)が帯状です。 時々、マスコミを賑わしたりしていますよね。 最後は、コンクリの隙間に生えるタンポポ。この光景、あまり 珍しくは感じないでしょうか。セイヨウタンポポ雑種タンポポ などでは、確かによく見かける光景なのですが、ここで見られる のは、カントウタンポポという日本のタンポポでした。 この光景 は『じっちょりんのあるくみち』という絵本に出てきそう で楽し いですね。

フキノトウ

ふき味噌や天ぷらなど、その独特の風味にフキノトウ好きも 多いことかと思います。 私も春が近づくと視線はフキノト ウ を探してさまようタイプです。 フキノトウですが、よ〜く見ると2種類あることがわかる でしょうか。 ひとつは雄花をつける雄株です。虫めがねなどで観察してみると 花粉がついているのが見えるかと思います。 もうひとつは雌花を つける雌株です。花粉がないこともあり、 白っぽく見えます。 ついでに、雌株の花をもっとよく見てみると、 2つの形の異なる 花 があって、とても興味深いのですよね。 写真は成長のステージなども異なるので単純には比較できませんが、 こんな感じかなということで参考程度に載せてみました。 なお、 雄株と雌株がある植物はフキの他に、アスパラガスや ホウレンソウなどもあります。 雄株 雌株

ミズバショウ

ミズバショウです。先日紹介した ザゼンソウ と同じで 湿ったところに生えている植物です。 白いところは仏炎苞(ぶつえんほう)で、その中にある 緑色の棍棒のような部分に小さな花が集まっています。 苞のわきから綺麗な葉がでていますが、これが夏ごろに なるとずいぶんと巨大な葉に成長します。なんとなく、 このぐらいの大きさの時が良いような気もします...。

ザゼンソウ

ザゼンソウです。ちょっとおどろおどろしい感じもしますね。 湿った場所に生えていて、雪がとけるころに花を咲かせます。 濃い紫色とでもいうのでしょうか、仏炎苞と呼ばれる、その 外側の部分は不気味な色にも見えてきます。 仏炎苞におおわれた中央部に見えるのが小さな花の集合体です。 ボツボツと黄色っぽく見えるところが1つ1つの花で、それぞれ 4本の雄しべと1本の雌しべがあります。写真には花粉が落ちて いる様子が写っています。 この植物はまず花が咲き、そして葉が伸びはじめるようです。