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8月, 2012の投稿を表示しています

中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

ザトウムシ

きちんとした種名は不明ですが、いわゆる ザトウムシ (座頭虫) です。 宮崎駿監督作品『千と千尋の神隠し』の 釜爺のモデルになった動物なのだとか。 そのようなこともあってか 、その 姿や動きに 親しみがわいてくるような感じがあります。 この写真のザトウムシは、よく見ると何かの幼虫を捕獲中です。 しばらくすると、幼虫を抱えたまま、 笹の葉の裏に隠れてしまいました。 ザトウムシの生態は不明なことが多いようですが、 どうも気になる生き物です。

ミミズがつなげる2つの世界

RikaTan 2012年秋号が 8月25日発売になります。 詳しくは、 こちら 。 特集は 「おうちの電気がわかる」と「身近な動物学」の2つです。 私も、この秋号の中で、小話を書かせていただきました。   たのしい理科と自然の小話  『 ミミズ がつなげる2つの世界  ~土作り名人の素顔に迫る~ 』 ミミズのくらしについて、 生態学的な視点から まとめたお話です。 よろし ければ、ご覧ください。 さて、この原稿を書くにあたって、 参考資料の1つとして読んだ 本が、 『ミミズと土』でした。 これはチャールズ・ダーウィンが生涯のテーマ として取り組んだミミズ研究をまとめたものです。ひきこまれるように 読んでしまいました。

『象虫:マイクロプレゼンス』

小檜山賢二 博士の『象虫:マイクロプレゼンス』(出版芸術社) を購入して、眺めたり、読んだりしています。 とても面白いです。 ゾウムシの仲間はご存知のように小さい昆虫たちです。この写真集 では、その小さなゾウムシを立体的に、しかも細部まで詳細に観る ことができます。 立体的な昆虫を撮影しても、ピントが合うのは一部なので、全体を 細部までみることはできませんよね。そこで、ピントの合う位置を 少しずつずらしていき、コンピュータ上で合成するマイクロフォト コラージュという手法を採用しているのだそうです。 これは多方面に影響しそうな予感。もっといろいろ観たいです。

ウツボグサ

シソ科のウツボグサです。日あたりのよい草地に、たくさん 生えていました。 多数の花が集まり 穂状になっているので、その姿が目をひき ます。 1つひとつの花がきれいな色ですね。個々 の花をよく 見ると、花の上部(上唇といいます) に雄しべや雌しべがあ ります。

マイヅルソウの実

まるで民芸品のような模様でしょうか。これはマイヅルソウ の果実 です。この果実があっちにも、こっちにもありました。 花が終わっていたのは残念ですが、その代わりに良い ものを 見つけた気分でした。

オモダカ

水田に生えていたオモダカです。白い花がぽつりぽつりと咲いて いました。 花茎の下の方には雌花、上の方には 雄花がついています。 写真は 雄花です。同じ株の中で、 雌花と 雄花とは 時期をずらして咲くと いう記述をみかるので すが、ざっと観た限り ではあまりきっちり としていないようで した..。なぜでしょうか。

トモエシオガマ

ゴマノハグサ科のトモエシオガマ。変わった形の花ですよね。 ぼんやり眺めていると、マルハナバチがやってきました。幸運 なことです。時計と反対周りにじゅんぐりに花の中に入り込み、 ほぼ1周すると、別の株へと移動していきました。

シュロソウ

濃い赤褐色というのでしょうか。ちょっと変わった花色の シュロソウです。湿った草地に生えていますが、この花の 色が草の中で意外に目立ちます。 写真中央の花は雄しべが6本、雌しべが3本の両性花です。 同じ株には両性花と雄花がつくそうですが、数株を観察し た限りでは、雄花がついていたり、ついていなかったりで した。ちょっと時期が早かったのかも。ちなみ に、雄花に は雌しべがありません。

ゴイシシジミ

シジミチョウの仲間の ゴイシシジミ (たぶん..)。 ササが密に 生える山道でみかけました。 白地に黒いまだらが目立ちますね。まるで黒い碁石が並んで いるようで、一度みたら名前を忘れない気がします。 (ちょっとだけ発音しにくい感じもありますが....) 幼虫の時には、ササなどにつくアブラムシを食べるそうです。 そんな様子も観てみたいような。

シャジクソウ

花の色合いが目をひく、マメ科のシャジクソウです。車軸草 と書くそうですが、葉の様子を見るとなんとなくナットクで きるかもしれません。 ムラサキツメクサやシロツメクサに近い仲間ですが、たしか に花の感じが似ているでしょうか。