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4月, 2010の投稿を表示しています

中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

ユキヤナギ

このようなところに、よく根づいたものです。 ちょっとアッパレな感じ。 次に出かけたときに、もっと大きくなっているといいなぁ。

東大農場

西東京市にある東大農場。この4月から名称が「東大 生態調和農学機構 」と変わったそうです。西武新宿線の田無駅から歩いて10分ほどのところにあります。 広い敷地内には、演習林や農場などがあります。のんびりと歩くだけでも、いろいろな発見があって楽しい場所です。 今回、農場博物館も見学してきました。この4月からリニューアルオープンだそうです。もともとは牛舎だった建物が、改装して博物館になっているのだとか。古いヒノキ材が骨組みとして使われていて、とてもいい感じの建物です。貴重な農機具も展示されていて、なるほどなるほどの連続でした。とくに田植え機は、貴重品ぞろいのようです。 敷地内は、ほんとうに広々。通称ハナミズキ通りのハナミズキも綺麗に咲いていました。

白いスミレ

深大寺(東京)にある水生植物園に白いスミレが咲いていました。 アリアケスミレでしょうか。 毎度のことですが、スミレを見る度に『スミレハンドブック』 (文一総合出版)か『日本のスミレ』(山と渓谷社)を買わな ければと思います。

コンクリの隙間に

コンクリートの隙間にカントウタンポポが生えていました。 カントウタンポポは、日本のタンポポの仲間ですね。 ちょうど、コンクリートがひび割れているところに。 お見事です。

貝を釣る

昨日、小魚釣りに出かけました。天気に恵まれて、タンポポも桜も満開でした。まずはタンポポ写真の撮影。カントウタンポポがたくさん生えている、なかなか良い所でした。 一通り撮影を終えてから、釣り支度へ。相変わらず、釣り下手すぎるわけですが(初心者ということで‥)、今回はついにカワニナ(の仲間)を釣ってしまいました。木や藻を釣ることはあっても、これまで貝を釣ったことはありませんでした。貝に餌を食べられてしまうだなんて‥  カワニナはどうやら雑食性のようなので、アカムシを食べてもふしぎではないんでしょうかね。 最終的には、なんとか1匹だけヤリタナゴ♂を釣ることができました。連敗記録脱出の瞬間でした。

茅場町の桜

4月9日に撮影した東京・茅場町の街中の桜並木の様子です。私は東京に住んでいますが、ここ何年もオフィス街で桜を見たことがなかったので、ちょっと懐かしい感じでした。ビルの上から眺める桜は、なかなか綺麗でした。 この日は、茅場町で開催されたバイオカフェでタンポポのお話をしてきました。最初に20分ほどのフルート演奏。会場である喫茶サン茶房は美しい音色に包まれていました。思わず、そのまま演奏を聞いていたいような気分に。音楽って良いものですね。 演奏に続いて、タンポポの話。演奏のおかげもあって、会場は和やかな雰囲気だったように思います。タンポポを観察する時のポイントとして、花の形、タンポポの種類、タンポポのくらしといった視点から紹介させていただきました。タンポポがこれまでと違った植物に見えるようになっていただければ、嬉しいのですが。おまけで進化にまつわるお話も少し。 鋭いご質問もあって、良い勉強になりました。当日のレポートは、近日中に こちら に紹介されるそうですので、その時はこのブログでもお知らせいたします。 お店の珈琲も、佐々さんの手作りのお菓子も美味しかったです。バイオカフェにご参加いただいたみなさま、くらしとバイオプラザ21のみなさま、喫茶サン茶房さま、どうもありがとうございました。

貝類だらけの博物館

神奈川県の真鶴半島の突端に三ツ石海岸があります。本当に楽しい海なのですよね。 その海岸に降りていく手前に、ケープ真鶴という建物があります。お土産やレストランなどが入っているのですが、そこに今年2010年4月1日から 遠藤貝類博物館 がオープンしました。 先日、その貝類の博物館に行ってきました。こだわりの博物館というのは、本当に面白いですね。たくさんの貝類が展示されているのですが、貝殻を集めるための情熱みたいなものが伝わってくる感じ。 形に、大きさに、色に驚きながら、貝殻のすがたを眺めてきました。貝殻を集めたくなる気持ちがわかる気がしました。 追記:三ツ石海岸についての以前のエントリーは、 こちら と こちら 、そして こちら 。

『外来生物の生態学』という本

『外来生物の生態学  〜進化する脅威とその対策〜』(文一総合出版)が、 2010年3月に出版されました。 種生物学会(編)で 、 種生物学シリーズ の第10冊目にあたる本です。 内容的には、大学生などを想定して書かれているため、多少難しいところ があるかもしれません。しかし、 広く一般に 興味をもたれるような話題が たくさんあり、読みごたえのある本だと思います。 この本で「第10章 雑種性タンポポの進化」を執筆させていただきま した。 責任編集の石濱さんに、大変お世話になりました 。 - - - 以下、目次です。 外来生物の生態学 進化する脅威とその対策 第1部 外来生物研究への招待 第1章 外来植物研究への期待   角野康郎 第2章 外来生物とは?   村中孝司 第3章 外来植物の渡来年代を考える 村中孝司 第2部 在来生物を脅かす外来生物 第4章 河原を侵略する外来植物シナダレスズメガヤの防除に向けて   村中孝司 コラム1 なぜ外来雑草は河川で蔓延するのか 川田清和 コラム2 除草剤を利用した外来植物の防除法の可能性と課題 村岡哲郎 第5章 オオクチバス等の外来魚を対象とした防除の現状    :「モデル事業」の課題 中井克樹 第6章 時代とともに変遷する外来昆虫類とその生態的・社会的影響   五箇公一 第7章 ペット昆虫としてのクワガタムシ・カブトムシ類における     外来種問題   細谷忠嗣  第8章 生物多様性と人間生活を脅かす目に見えない侵入生物   五箇公一 コラム3 特定外来生物アメリカオオアカウキクサを含む外来アゾラの現状 鈴木武 第3部 進化する外来生物 第9章 変わる外来生物   工藤洋 第10章 雑種性タンポポの進化   保谷彰彦 第11章 環境の変化がまねく移入と交雑   野村尚史 コラム4 生物の人為的移入が引き起こした急激な進化  ー外来生物オオヒキガエルと在来ヘビ類に起こっていることー 木寺法子 第12章 逆輸入雑草アキノエノコログサ   渡邉修 第4部 これからの外来生物対策 第13章 外来植物のリスクアセスメントと新しい群集生態学  

シュンラン

シュンランの花です。春に咲くから春蘭。忘れっぽい私でも覚えやすいのがいいですね。 あちらこちらで見かける野生の蘭ですが、意外な場所に生えていることもちらほら。そんな時は、人為的な影響でここに来たのかなぁ、と勝手に疑ってみたりします。