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中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

寒さに耐えるタンポポ

朝、霜柱をみかけるようになりました。 いつもの雑種タンポポをみると、葉の表面には氷が..。 近くで見ると、やや美しいでしょうか。 土が凍るほどの寒さですが、 雑種タンポポは元気そうです。 寒さに耐えています。

メタセコイア

メタセコイアの木は、幹がすっとまっすぐに伸びています。 その姿を見ていると、ちょっとだけ気持ちがひきしまる感じです。 いまの季節、メタセコイアは落葉しています。 葉がないので、木のまっすぐ具合が、よくわかるでしょうか。 メタセコイア属の化石は1億年ほど前の地層から出てくるそうです。 そして、長らくメタセコイア属の木は絶滅したと考えられていました。 ところが、1946年に中国四川省で、メタセコイア属の木が発見されたのです。 絶滅したと思っていた植物が生きていたのだからビックリですよね。 さらに、そのメタセコイアは、化石とそっくりだったのです。 つまり、およそ1億年もの間、姿かたちが 大きくは変わらなかったことになります。 それで、メタセコイアは「生きている化石」といわれています。 現在、日本各地に植えられているメタセコイアは 中国で発見されたメタセコイアを増やしたものだそうです。

今ごろのシロバナタンポポ

毎日、何かを執筆しています。 本当に嬉しいことです。 昨年の今ごろ、初めての単著を執筆していました。 無我夢中だった気がします。 昨年 (2013年) のことを振りかえると、 春から夏にかけて、研究と編集の仕事を同時期にしていました。 もはや遠い昔のようにさえ感じられますが、 とにかく言葉にならないほど、よい経験でした。 夏には山での調査をしました。久しぶりに山にたくさん登りました。 そして、秋からは一冊の本を書く機会をいただいたという流れです。 年が明けて、今年 (2014年) の1,2月になると、 しばらくは心身の疲れがどっと出ていました。 そりゃ疲れるわなという感じもしつつ。 今年も夏の後半から、ずっと日々何かを書いています。 昨年の今ごろと比べても、 たぶん書いた文字数は4倍ほどになる気がします。 ざっとの計算なので、3倍かもしれないし、5倍かもしれないです。 というか、文字数を比べても仕方ないわなというところでしょうか。 よくわからない近況報告になってきました。 とくに何かを言いたいわけでもないので、 よくわからないのは当然かもしれません。 さて、しばらくは終わりが見えなさそうですが、 1つ1つ仕上げながら、一定のペースで書いていけるようにと思います。 本文とは、ほとんど関係ありませんが、 シロバナタンポポが咲いているのを見つけました。

つくばバスツアーのご報告

秋晴れのよい天気の中、つくばバス見学会が、 2014年11月15日(土)に開催されました。 私の講演と植物散歩もぶじに終わりました。 このイベントは、NPO法人くらしとバイオプラザ21さまと 公益財団法人 日本科学協会さまとの共催で実施されたものです。 私は、つくば国際会議場にて、 「身近な草花のヒミツ」のお題でお話をいたしました。 その後、国立科学博物館 筑波実験植物園に移動して、 青い「バラ・カーネーション・キク」を鑑賞した後、 植物園内をご案内しつつ植物散歩いたしました。 最後に、筑波宇宙センターにて、プラネットキューブ自由見学と スペースドーム見学「ロケットツアー」がありました。 参加者の皆さまとの温かい交流もあり、 とても穏やかで楽しい一日となりました。 参加者の皆さま、主催者さま、関係者の皆さま 楽しい一日をありがとうございました。 心より、お礼申し上げます。 また、Sさん、Oさん、そしてNさんが このツアーにご参加くださり、 数年ぶりに再会できたことも嬉しかったです。 ありがとうございました。 つくばバス見学会の詳細は→  こちら

御嶽山

今から15年ほど前、御嶽山に登ったことがあります。 とても美しい山だったので、 またいつかと密かに思っていました。 御嶽山が 9月27日に噴火しました。 あの山がまさか...という感覚です。 と同時に、山に対する畏怖の念がさらに深まるようです。 映像でみる噴火の様子は恐ろしいばかり。 その被害の大きさに、心が締めつけられます。 犠牲となられた方々 そのご遺族に 謹んでお悔やみを申し上げます

コマクサ

この夏、北アルプスの山を少しだけ歩ました。 めったに人を見かけないような、静かな山では、 登山道にコマクサが点々と咲いていました。 コマクサは、がらがらとした砂れき地に生える高山植物です。 葉も花も小さめだけど、根はかなり深くまで伸びていると 昔、よく教えていただきました。

ツユクサ

この夏は前線の停滞もあり、天気がどんよりとしていました。 気がつけば夏も終わっていたよ...、という感じです。 いまの時期、まだツユクサの花を見かけます。 とはいえ、花のシーズンはそろそろ終わり。 ツユクサの花では、2枚の青い花びらがやや印象的ですが、 実は、花の下の方には、もう1枚の白い花びらがあります。 この花には、青い花びら2枚と白い花びら1枚があるのです。 よろしければ、目立たぬ白い花びらも見てあげてください。

秋のバスツアー

筑波実験植物園と筑波宇宙センターを巡る 「秋のバスツアー」が開催されます. 私も案内役としてご一緒させていただくことになりました. よろしければご参加くださいませ. ツアーの概略は以下のようになっています. 参加申込み方法などの詳細 → こちら   = = = = = = = = 日 時:2014年11月15日(土) 見学先:国立科学博物館 筑波実験植物園     筑波宇宙センター 共 催:NPO法人くらしとバイオプラザ21     公益財団法人 日本科学協会 スケジュール(予定): 8:30 出発(東京・茅場町) 9:50 つくば国際会議場 (4階 小会議室 403号室)    講演「身近な草花(雑草)のヒミツ(仮)」(講師:保谷彰彦)  11:10 ランチ 1階「エスポワール」 12:20 国立科学博物館 筑波実験植物園 (案内:保谷彰彦) 14:00 植物園出発 14:30 筑波宇宙センター      プラネットキューブ自由見学とスペースドーム見学「ロケットツアー」 16:10 筑波宇宙センター出発 18:00 東京駅で解散(バスは茅場町まで) 参加費:参加費 2,000円(昼食、保険、資料代など、当日徴収)      NPO法人くらしとバイオプラザ21会員は1,000円 = = = = = = = = (2014.8.30に掲載)

キンコウカ

高山のやや湿ったところにキンコウカが生えていました。 茎の上部に、直径1.5cmほどの黄色い花が、 まとまってついています。 全体として、やや控えめな感じもしますが、 1つ1つの花は意外に賑やか。 黄色の花には、めしべが1本、おしべが6本あります。 おしべには縮れたような毛があり、葯はオレンジ色です。

雪渓

高山に登ると、夏でも雪が残っています。 白馬岳の大雪渓などは有名な雪渓でしょうか。 大きな山には、名もないような.. (自分が知らないだけかもしれません..) 大小さまざまな雪渓があちこちにあります。 写真は、北海道のとある山の雪渓です。 なだらかな雪渓に爽やかな涼しさを感じます。

ラベンダー畑の中心で...

初夏のころ、富良野ではラベンダー畑が賑やかです。 移動の途中で、ほんのちょっとだけ、ふらりと立ち寄ってみました。 広大な土地一面に咲くラベンダー。 なんだかんだで、やはり壮大な感じがします。 同じころ、北海道ではブタナも花の最盛期です。 ラベンダー畑の中にも、ブタナが一株だけ咲いていました。 まさにブタナ天国。 ブタナは、またの名をタンポポモドキといいます。 遠くから見る花の様子は、まさにタンポポのようでしょうか。

エゾノリュウキンカ

しばらく山に入っていました。 近く、また別の山に登る予定です。 (連絡が滞ることがあり、ご迷惑をおかけしています...) 私は登山時に靴ずれに悩まされことが多いのですが、 世の中には靴ずれをしたことがないという方もいるようで。 うらやましいです。靴ずれのない世界に憧れます。 写真の輝くような花は、エゾノリュウキンカです。 雪渓からの水の流れにそって咲いていました。 なお、いかにもきれいな水が流れているのですが、 北海道の山で生水を飲むのはやめておいた方がよいようです。 やや面倒っちいですが、沸かして利用します。

ニガナ

今ごろの季節、まだニガナが咲いています。 人里の明るい場所などに、ふつうに生えている草花です。 茎の先につく花は、頭花になっていて、 だいたい5つの小花からできています。 時々、小花の数が6つだったり、 4つだったりなどということもあります。

オカタツナミソウ

林の縁など、やや明るいところに生えている、 シソ科のオカタツナミソウです。 花が全て、同じ方向に向かって咲いているのが 特徴のひとつです。 花は、根元の筒状部分が長くなっています。 そして、その筒の基部で急に折れ曲がって、 写真のように花が直立しています。 つぼみが 開花するにつれて、 花が立ち上がってくるイメージでしょうか。 見事だなぁと、ひとり感心してみたり。

サワオグルマ

田んぼの周りにサワオグルマが群生していました。 この草花は、陽当たりがよく、やや土の湿ったところを好むようです。 花(頭花)の直径は4〜5cmで、 茎の先にいくつもの頭花がついています。 陽の光を浴びて、とびきり明るい感じがする花です。

たんぽぽの幸い展、ありがとうございました。

西荻窪のギャラリー&ショップ・URESICA(ウレシカ)さんで 2014年5月9日から5月26日まで開催されていました 「たんぽぽの幸い展」が無事に終了しました。 たんぽぽをテーマにした雑貨や絵など、 素敵な作品がずらりと並べられた、たんぽぽづくしの展覧会でした。 とても気持ちのよい展示空間で、 私にとっては、あの場にいられたことが、とても幸いで。 この展覧会で、私は自然科学の側面からたんぽぽを紹介しました。 解説展示やリーフレット、写真、トーク講座に 関わらせていただきました。 この貴重な経験を将来に生かしたいと思います。 足を運んでくださった皆さま、 応援してくださった皆さま、 たんぽぽの皆さま どうもありがとうございました。 とても嬉しかったです。 最後に、この展覧会の企画者である 陣崎草子さんとウレシカさんにも、 この場をおかりして、心よりお礼申し上げます。 たくさんの大切なものをいただきました。 本当にどうもありがとうございました。 http://www.jinsakisoko.com/tanpopo/ http://www.uresica.com/gallery.html

フタリシズカ

センリョウ科のフタリシズカです。 林内に生える多年草。 葉の間から伸びる花序には,白いつぶつぶがあります。 このつぶつぶは雄しべで,その内側に雌しべが隠されています。 そして,この花には,花弁もがくもありません。 ちょっと意外な姿をした花でしょうか。

新聞に掲載いただきました

新聞の記事にて,ご紹介いただきました。 よろしければ,ご一読くださいませ。 身近な草花を楽しもう 通勤路、公園、河原…雑草から (MSN産経ニュース ) http://sankei.jp.msn.com/life/news/140516/trd14051610110006-n1.htm カントウタンポポの写真も掲載されています。 この写真は取材現場で撮影したものですが, 何ともいえず,総苞片が美しいように思われます。 合わせて,お楽しみください。

5月17日は草花講座です

たんぽぽをテーマにした雑貨、絵、自然科学など、 たんぽぽづくしの展覧会が開催中です。 「たんぽぽの幸い展」 http://www.jinsakisoko.com/tanpopo/ 2014年5月9日(金)~5月26日(月) *会期中、火曜休み open:12時~20時 会場:西荻窪のギャラリー&ショップ・URESICA(ウレシカ) http://www.uresica.com/gallery.html 関連イベントが5月17日にも開催されますので, よろしければ,ご参加ください。 - - - ◎自然科学トーク講座 (2) 5月17日(土) 14:00~15:30 『身近な草花のヒミツ ~雑草を知る~』 http://www.jinsakisoko.com/tanpopo/ivent2.html 参加費はいずれも1,000円(中学生以下500円)です。 お子様連れにてご参加いただけます。 【内容】 ----------------------------------------------------------------------- 『身近な草花のヒミツ ~雑草を知る~』 話題提供:保谷彰彦 市街地の雑草は、わずかな空き地やコンクリートのすき間など、 過酷な環境で暮らしています。 そのような過酷さの中で暮らしていけるのはどうしてでしょうか? 雑草の「花」に注目して、里山などに生える野草と比べながら、 街でみかける雑草の生きざまに迫ります。 春から夏の草花をご紹介します。 ----------------------------------------------------------------------- ◎参加お申込み方法 ウレシカへ電話(03-5382-0599/営業時間12時ー20時、火曜定休・水曜不定休) お問合せフォームまたはメールにて http://www.uresica.com/contact.html お名前、連絡のつく電話番号をお知らせください。 定員に達し次第受付を締め切らせていただきます。 - - -

チゴユリ

林内に生える多年草です。 高さは20〜30cmほど。 春,茎の先にやや下向きの花をつけます。 6枚の花弁からなる,きれいな花です。 見つけるとほっとします。 名前にユリとついていますが, 新しい分類体系で, ユリ科からイヌサフラン科へと変更になりました。

ルイヨウボタン

林内に生えるルイヨウボタンです。 葉が牡丹に似ているから類葉牡丹なのだとか。 茎の先に花がまとまって咲きます。 黄緑色の花は落ちついた色合いでしょうか。

たんぽぽの幸い展

たんぽぽをテーマにした雑貨、絵、自然科学など、 たんぽぽづくしの展覧会が始まります。 「たんぽぽの幸い展」 http://www.jinsakisoko.com/tanpopo/ 2014年5月9日(金)~5月26日(月) *会期中、火曜休み open:12時~20時 会場:西荻窪のギャラリー&ショップ・URESICA(ウレシカ) http://www.uresica.com/gallery.html 関連イベントが3つあります。 - - - ◎自然科学トーク講座 (1) 5月10日(土) 14:00~15:30 『たんぽぽのヒミツ ~進化を楽しむ~』 http://www.jinsakisoko.com/tanpopo/ivent1.html ◎自然科学トーク講座 (2) 5月17日(土) 14:00~15:30 『身近な草花のヒミツ ~雑草を知る~』 http://www.jinsakisoko.com/tanpopo/ivent2.html 参加費はいずれも1,000円(中学生以下500円)です。 お子様連れにてご参加いただけます。 【講座の内容】 ----------------------------------------------------------------------- 『たんぽぽのヒミツ ~進化を楽しむ~』 話題提供:保谷彰彦 身近なところに生えている日本たんぽぽは、世界的にみれば珍しい種です。 どこに珍しさがあるのでしょうか? たんぽぽの暮らしを交えてご紹介します。 さらに、ここ100年の間に新しい雑種たんぽぽが誕生しました。 いったい何が起きたのでしょうか? その姿に迫ります。 ----------------------------------------------------------------------- 『身近な草花のヒミツ ~雑草を知る~』 話題提供:保谷彰彦 市街地の雑草は、わずかな空き地やコンクリートのすき間など、 過酷な環境で暮らしています。 そのような過酷さの中で暮らしていけるのはどうしてでしょうか? 雑草の「花」に注目して、里山などに生える野草と比べながら、 街でみかける雑草の生きざまに迫ります。 春から夏の草花をご紹介します。

ヒメオドリコソウ

ヨーロッパ原産のヒメオドリコソウです。 葉の上部が赤紫色になることもあり, 春先に目立っています。 ふと壁に目をやると,ぽつんとすき間に生えていました。 どうしてこんなところに? と考えてみると楽しくなります。

ヤマルリソウ

ムラサキ科のヤマルリソウです。 花は淡い青紫色で直径1cm ほど。 茎は地を這うように広がり, その先に,いくつかの花が咲きます。 林内の少し薄暗い,やや湿ったところに生えています。 この花が道に沿って,ぽつりぽつりと咲いていると とても得した気分になります。

オオイヌノフグリ

里山でコバルトブルーの花が目立つようになってきました。 1月の寒い時期からちらほらと見かけますが、 このオオイヌノフグリの花がわんさかと咲いていると、 春の草花シーズン到来を感じつつ、 妙に気持ちが引き締まります。 さて、この小さな草花には魅力が詰まっていて、 その生態や名前の由来などなど、話題に事欠きません。 拙著『身近な草花「雑草」のヒミツ』でも 扱いがやや大き目となっておりまして、 3ページにわたり登場してもらっています。

4/10に三鷹で草花カフェ

「サイエンスカフェみたか」にて、草花をテーマに、 お話をさせていただけることになりました。 参加者の皆さんと自由に草花や雑草について語り合う カフェスタイルとなります。 ご参加、心よりお待ちしております。 - - - - - - -  身近な草花のヒミツ 〜春の雑草を楽しむために〜 身近なところに生えている草花といえば雑草。 道ばたや空き地などの過酷な環境で、 雑草たちはどのように暮らしているのでしょうか。 「花」に注目しつつ、里山などに生える野草と比べながら、 街でみかける雑草の生きざまに迫ります。 タンポ ポを中心に、春の草花をたくさんご紹介します。 日 時 平成26年4月10日(木)      午後7時〜8時30分 定 員 25人(先着制) 参加費 800円(茶菓子つき) 場 所 三鷹ネットワーク大学(JR三鷹駅すぐ近く) 詳細やお申込みは、三鷹ネットワーク大学のHPをご覧ください。 →  こちら です。

フクジュソウの初もの

初ものシリーズの3回目はフクジュソウです。 写真の花はフクジュカイという園芸品種。 フクジュカイについては、 こちら  をご覧ください。 落葉樹林などで、樹木に葉が芽吹く前に咲く草花です。 落ち葉のすき間から、まぶしい花をつけていて、 小さな虫たちも集まってくるようです。