スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

2月, 2013の投稿を表示しています

中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

2月のタンポポ

昨年12月から「今月のタンポポ」コーナーを ひっそりと続けています。 今月はシロバナタンポポの登場です。 本日2月28日、開花しているのを見つけました。 写真のシロバナタンポポは、 花びらの様子が寝ぐせのついたボサボサ頭みたいですが、 花びらは白く、雌しべや花粉は黄色いことがわかるでしょうか。 花全体が白色というわけではないのですよね。 シロバナタンポポは、受粉なしでタネをつくります。 そして、できたタネは親と遺伝的に全く同一。クローンとなります。 不思議な現象ですね。 今月のタンポポでした。

身近な植物のくらし

季刊「理科の探検」の2013年春号が発売になりました。 特集は「光の色と不思議」と「身近な植物のくらし」の2つ。 その他にも、たくさんの連載があり盛りだくさんの内容となっています。 その特集「身近な植物のくらし」の中で「早春を彩る草花」という 記事を書かせていただきました。 春を代表する草花として、カタクリ、フクジュソウ、ニリンソウ、 ヒトリシズカ、ミズバショウ、ザゼンソウ、フキ、フデリンドウ、 オオイヌノフグリ、タンポポを紹介しています。 草花の意外な一面を楽しんでいただけたら幸いです。 目次などは、 こちら 。 書店でみかけたら、ぜひお手にとってご覧ください。 なお、書店でみつからない場合などは、 こちら 。 お得な定期購読などもあります。

なんの まる?

「 かんきょうかがくえほん 」 (学研教育みらい) は4、5歳向けの 月刊保育絵本です。毎月、楽しいテーマでつくられています。 2013年3月号は「なんのまる?」というテーマですが、 植物も取り上げられていた関係で監修に加えて頂きました。 全体の監修は大山光晴さんです。 私はちょこっとおまけ的に...。 3月号では、私たちの身の回りにある丸い形のものが、 時間とともにどんどん変わっていく様子を きれいな写真で追いかけることができます。 例えば、タネから芽が出てくる様子や つぼみがひらいて花が咲く様子などなど。 大人がみても楽しめるような気がします。 下の写真は表紙ですが、もしどこかでみかけたら、 ぜひ手にとってご覧いただければと思います。 以前ご紹介した「 じゃがいもくん しつもんです 」も 同じシリーズの絵本です。

和名をカタカナで

本サイトでは、 なんとなく慣例に則って、 植物の和名をカタカナで書いています。 「なんとなく」というのもずいぶんいい加減なことですが....。 ふつう植物名を記載するなら、和名か学名で、 となります。 和名には、カタカナと漢字での表記がありますが、 平仮名はたぶん慣例としてあまり使われません。 折角なので、本サイトがカタカナ表記だけにしている理由について、 先日ご紹介した ホトケノザ を例にして、考えてみたいと思います。 ホトケノザは、漢字では「 仏の座」となり、カタカナよりも イメージしやすい面があるかもしれませんね。 しかし、漢字だけでは、どうにも居心地が悪い感じなので、 カタカナと併記する必要がありそうです。 学名だと  Lamium amplexicaule  と表記します。 ホトケノザはシソ科オドリコソウ属の植物ですが、 学名で書けば、オドリコソウ属だとわかり便利です。 でも、学術的なサイトでもないので、 学名だけというのもちょっとねぇ.......、でしょうか。 やはり、この場合もカタカナと併記になりそうです。 つまり、漢字名や学名で表記した場合には、 カタカナを併記しないと、 なんだか、しっくりこないのです。 結局、和名だけをカタカナで表記するのがスッキリするでしょうか。 牧野富太郎著『植物一日一題』 p016 に以下のような記述があります。 あまりに見事な書き方なので引用してみました。 ・・・<略>・・・。いったい植物の日本名すなわち和名はいっさい仮名で書くのが便利かつ合理的である。漢名を用いそれに仮名を振って書くのは手数が掛かり、全くいらん仕業だ。例えば、ソラマメはソラマメでよろしく、なにも煩わしく蚕豆と併記する必要はない。キュウリはキュウリ、ナスはナス、トウモロコシはトウモロコシ等々で結構だ。胡瓜、茄、玉蜀黍等はいらない。 ということで、 スッキリさと手間を考えて、 これからも和名をカタカナで記していこうと思います。 長くなりました.....。

農業ITの今

『農耕と園藝』2013年2月号が発売になっています。 今月号の特集は「農業ITの今」です。 生産現場でのIT活用は、 農業の将来にとって力強いツールとなるのかもしれません。 その他にも、例えば「脱・臭化メチル対策」など、 興味深い記事がたくさん掲載されています。 農園芸の最新情報をお届けする「アグリニュース」のコーナーに 2つの記事を書かせていただきました。 スイカの話と細胞の大きさの話です。

ホトケノザ

そのあたりで1株だけ咲いていた シソ科のホトケノザ。 花の下唇弁が 太陽光 を照り返して輝いているようでした。 ホトケノザ(仏の座)は、葉の形を仏様が座る蓮座に見立てて つけられた和名なのだとか。 そうすると、花は仏様? といったところでしょうか。 道ばたや田畑の畦などに生えている、ごく身近な植物で、 主に春に咲く一年生の草本です。