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10月, 2012の投稿を表示しています

中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

レンゲショウマ

キンポウゲ科のレンゲショウマ。小さな山に数株が咲いていました。 やみくもに歩いている中、たまたま見つけたので、かなりお得な気分 でした。(えっと、、夏の終わりごろの話ですが。) 花びらが2種類あるように見えますが、水平にひらいている薄紫色の 部分は萼(がく)、丸まっている内側の紫色の部分は花弁となります。 中央に2本 の雌しべが飛び出しているのが印象的でしょうか。雌しべ の周辺には、 たくさんの雄しべが見えていました。

リンが足りなくても育つイネ

『農耕と園藝』(誠文堂新光社) 2012年11月号が発売になっています。 今月号の特集は「収益UPを目指す養液栽培」。植物工場のことなど を考える上でも参考になりそうです。その他にも、RNA干渉という 先端技術を駆使して作りだそうとしている天敵昆虫の話やドイツの クラインガルテンの話などなど、面白い話がたくさんです。 この雑誌で、農業の最新情報を紹介している「アグリニュース」 の コーナーに、次のような記事を書かせていただきました。 『 リン欠乏土壌でイネの生産性を向上させる遺伝子の解明 』 栽培イネを育てるのに土壌のリンは欠かせませんが、実はアジアや アフリカなどの地域では、作物が利用できるリンが不足しています。 そこで、リンが少なくても育つ栽培イネの開発に期待が寄せられて きました。 多くの研究が続けられている中で、最近 、土壌中のリンが不足して いても、 イネの 収量を 増加させるような遺伝子が見つかった、とい う 話を Nature誌をもとに紹介しています。

ゴマナ

キク科のゴマナです。 遠目にはあまりきれいな感じはしませんが、 近づいてみると、 花はさっぱりとしていい感じでしょうか。 草丈は1m ほどと大きめ。頭花(とうか)の直径は1cmほどで 小さめ。細かいことですが、冠毛は長めです。

シモツケソウ

バラ科のシモツケソウです。淡い紅色(桃色?)の花がふわふわと 多数ついて います。写っていませんが、モミジのような形をした葉 も特徴的です。 1つ1つの花が小さいうえに、もやもやと重なっていて見にくいの ですが、ちらりと数えた範囲では、雄しべはたくさん、雌しべは4、 花びら5でした。根気よく数えれば、ちょっと数字は変わるかもし れません。。

ヤナギラン

アカバナ科のヤナギラン。花びらの色が鮮やかです。 花びら は4、雄しべは8、雌しべは1となっています。 雌しべは、はじめだらりと曲がっていますが、葯が開くころ にきりりとまっすぐになります。と同時に、雌しべの先にあ る柱 頭は4つに分かれるようです。なんだか楽しい花ですね。

トウガラシとトマトについての記事

『農耕と園藝』2012年10月号が発売になっています。雑誌の中に は、 農業に関する最新情報がまとめられている「アグリニュース」 という コーナーがあります。 そこに次のような記事を書かせてい ただきました。 『 青果物の鮮度を保つための手法開発に期待   トウガラシ果実の 成熟システムを分子レベルで解明へ 』 緑色のトマトは収穫してもすぐに赤くなるのに、トウガラシは 緑色 のままですよね。この現象を遺伝子レベルで解明していけ ば、果実 の成熟をコントロールする 新しい道すじができる のではないか、と ドイツのマックスプランク研究所のチームは 考えました。 その研究 の最新成果をトピックとしてとりあげて います。 (なお、 タイトルは長めですが、記事は短めです。) 書店でみかけたら、お手にとってご覧ください。

ツリガネニンジン

キキョウ科のツリガネニンジンです。山野でふつうにみかける 花ですが、やはりきれいですね。 釣り鐘のような花からは、雌しべがにょきっと伸びています。 その雌しべも綿棒のような状態から、先が割れて雌しべらしく なる様子がわかるでしょうか。

ハナイカリ

リンドウ科のハナイカリです。黄緑色の花がきれいで、形も面白い ですね( リンドウというより、イカリソウみたいというか...)。 花の後ろに長く伸びた4本のとんがり。これは距(きょ)といわれ ていて、花蜜が入っているところです。