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2013の投稿を表示しています

中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

静電気と活断層

季刊誌「理科の探検」2014年冬号が発売になっています。 特集は2つあります。 「バチッ! 静電気の不思議を体感しよう」と 「グラッ! 知っておきたい地震と活断層」です。 今泉忠明さんの 連載「話題の動物たち」で 今回取り上げられているのはイノブタ。 家畜のブタと野生のニホンイノシシの雑種 イノブタにより 、 ニホンイノシシが大きな影響を受けているそうです。 とても興味深い話題が紹介されています。 私も2つの小話を掲載いただいています。 「ドングリは果実? それともタネ?」 「氷点下でも冬芽は凍らないの?」

土づくりと微量元素

月刊誌『農耕と園藝』(誠文堂新光社) 2014年1月号が 発売になっています。  今月の特集は「  土づくりに技あり 」です。 微量元素に焦点をあてた土づくりの基本や 興味深い実例が紹介されています。 新連載が4つも。今後が楽しみです。 私もアグリニュースを書かせていただきました。

農業経営について考える

月刊誌『農耕と園藝』(誠文堂新光社) 2013年12月号が 発売になっています。  今月の特集は「 農業経営について考える 」です。 ちょっとお勉強してみましょう。 連載「花の文化」では、古典園芸植物の マツバランとイワヒバが紹介されています。 私もアグリニュースを書かせていただきました。

野菜と果樹の整枝せん定術

月刊誌『農耕と園藝』(誠文堂新光社) 2013年11月号が 発売になっています。   今月の特集は「野菜と果樹の整枝せん定術」です。 すごい技術の数々に、ただただ感心してしまいます。 農業は崇高なる技術だと、遠くから改めて感じつつ。 連載の「生産現場へGO!!」では、 茨城県土浦市のレンコン作りの名人が 紹介されています。 私もアグリニュースを書かせていただきました。

マルバルコウソウ

空き地でみかけたヒルガオ科マルバルコウソウです。 熱帯アメリカ原産で、 観賞用として 江戸時代に 持ち込まれたそうです。 さすが観賞用という雰囲気の鮮やかな花を咲かせます。 花はロートのような形をしていて、直径は2cmほど。 いまでは、日本各地に野生化していますが、 農地では防除の難しい植物として問題になっています。

ノハラアザミ

キク科のノハラアザミ。 日当りのよい草地に生えています。 特に珍しいということもなく、 ごく普通にみかける草花です。 今ごろの季節、きれいな紅紫色の花を咲かせています。 花には白い粉の塊がついていることがありますが、これは花粉。 ルーペで見るたび、静かにおおーっとつぶやいてしまう花です。 花の下を包む緑色の部分には小さなトゲがありますが、 触っても痛くはないです。ネバネバもしていません。

アズマヤマアザミ

キク科のアズマヤマアザミが、 薄暗い林の中に、点々と咲いていました。 やや控えめな、淡い色合いの花が、 茎の上部に賑やかについています。 花 の根元あたりを包む 総苞(そうほう)という緑色の部分は、 きゅっと細く管状になっていて、 ポツポツと小さなトゲがあります。 このしっとりとした姿を見ていると、 林内のひんやりした空気も相まって、 すーっと気分が落ち着くようでした。

天の川ノ蒲公英

科学教育誌 『Science Window』2013年秋号が 発行されています。 特集は「空の向こうに生命を探す」です。 生命はどうやって生まれたのか、生命って何だろう、 そういうことをじっくりと考えてみたくなる話題が満載。 特集の扉ページに掲載されている、 「天の川ノ蒲公英」という写真は迫力満点です。 そして、見ているとじーんときます。 どうやって撮影するのでしょうか。 連載も面白い記事がたくさん。 「文学と味わう科学写真」にある東京駅の風景写真は、 記事を読むと、その味わい深さがしみてきます。 すべての記事をウェブ上から読むことができます 。 http://sciencewindow.jp

6次産業化

月刊誌『農耕と園藝』(誠文堂新光社) 2013年10月号が 発売になっています。   今月号の特集は「6次産業化 」です。 興味深い事例が報告されています。 課題も多そうですが、可能性を秘めた6次産業化。 今後の流れを追うのにも役立つような話題が満載です。 連載の「 生産現場へGO!!」では小ギク名人の登場です。 私もアグリニュースを書かせていただきました。

バイカモ

湧き水があるような、澄んだ流れのあるところに 生えているキンポウゲ科のバイカモです。 小さな花を水面上に咲かせていました。 花の直径は、2 cmあるかないか。 見ていると清々しい気持ちになります。 バイカモは梅花藻と表しますが、 花が梅に似ているからついた名のようです。

コバノカモメヅル

日当りのよい草地に、ススキに絡まるようにして、 ガガイモの仲間、コバノカモメヅルが咲いていました。 繊細な雰囲気が漂う、きれいなつる植物です。 花は星のような姿をしています。 雄しべと雌しべはくっついていて、 「ずい柱」といわれる特徴的な形をもちます。 ちなみに、ガガイモの仲間には、コバノカモメヅルの他にも、 オオカモメヅル、 コカモメヅル、アオカモメヅルなど、 和名の一部にカモメヅルとつくものが多いようです。 やや紛らわしい名でしょうか。

たんぽぽ講座のお知らせ

平成25年度 千葉県民環境講座が開催されます。 環境講座は全部で3つの講座がありますが、そのうちの1つとして たんぽぽ講座をさせていただくことになりました。 千葉県が主催のイベントとなります。 タンポポと人の関わりや日本のタンポポ事情、 身近なタンポポの見分け方などをご紹介しながら、 タンポポのくらしを通じて自然環境を考えていただく講座です。 よろしければ、ご参加くださいませ。 = = =   タンポポからみる自然環境  —身近に広がる外来植物の正体— 日 時 11月 4日(祝・月) 13:00 ~ 14:30 場 所 千葉市生涯学習センター・大研修室       http://chiba-gakushu.jp/know/know_04.html 講 師 保 谷 彰 彦 参加費 無料 対 象 千葉県民(中学生以上)   ※ 県外の方でも、本講座にご興味がありましたら、    お気軽にお問い合わせください。 申込方法など、詳細は 千葉県のウェブサイト まで。 = = = ↓ イベントチラシの表紙。たんぽぽの綿毛でいっぱいです! 次の2つの講座は開催される日時や場所が異なります。 詳細はチラシをご覧ください。 衛星画像と地図からみた千葉県 —人と自然の関わりの変化— 11月9日 近藤昭彦氏 千葉県の大気環境 —PM2.5のいま— 12月14日 石井克巳氏

シコタンソウ

高山帯の岩場に咲いていた ユキノシタ科の シコタンソウ。 北海道の色丹島で発見されたので色丹草なのだとか。 とても小さな花で、直径は1cmにも満たないくらいですが、 花弁の中央あたりには黄色、花弁の先には薄紅色の斑点模様があります。 茎も細いのなんの。 この花のこの斑点を観察できるなら、 また登ってこようと 思える花でした。 それではまた来年。

魅せる紅葉

『このはNo.5 魅せる紅葉』 (文一総合出版) が発売になっています。 日本の美しい紅葉が、様々な視点から紹介されていて、 迫力ある写真も、どどーんと掲載されています。 私も「紅葉・黄葉の仕組み」を執筆いたしました。 林部京子さんによる、迫力あるイラストと一緒に お楽しみくださいませ。 秋の散歩には欠かせない、とても充実した一冊。 こちら から内容やサンプルページを確認できます。 紅葉の他にも、 「自然のお仕事交遊録」で安斉俊さんのインタビュー、 須黒達巳さんによる「身近なハエトリグモ図鑑」などなど、 気になる記事がたくさんです。

キヌガサソウ

山中の土が湿ったところに生えているキヌガサソウです。 この写真は、雪渓近くで撮影しました。 さあ登ろう、とか、ああ無事下りてきた、 という時に出会う花というイメージでしょうか。 大きな葉が輪のように広がり、その中心に白い花が咲いています。 葉の数と白い花びらの数は、ほぼ一緒のようですので、 ぜひ、数えてみてください。 この白い花びらはガク。とても美しいガクです。 花弁は、細い棒状になっていて目立たないので、 近づいて、よく見ないと気がつかないかもしれません。 白い花びらは、やがて紫がかった薄いピンク色になります。 その変化にハッとさせられるガクです。

ツルリンドウ

木々におおわれた登山道。 その少し明るいところに地面をはうように ツルリンドウが 咲いていました 。 つる植物ですが、あまりよじ上らないようです。 花は小さくてあまり目立ちませんが、 淡い色合いに、ほっとします。 花では、おしべが先に熟して花粉を作ります。 その後、めしべが伸びてきて、やがて、 めしべの先が写真のように2つに裂けます。 オスからメスへの変化の様子も楽しめる花です。

赤岳の朝焼け

2013年の夏は、あちこちの高山にたびたび登って、 もろもろの調べものや草花撮影などをしてきました。 8月最終週に、足を引きづりつつ、すべての日程を終えたところです。 山でのことなど、本サイトでもご紹介していきます。 また、 草花散歩会も9月8日に無事に開催できました。 今回は、初めて八王子市からの助成をいただき、 さらに、知人から実体顕微鏡を寄付いただくなど、 ややグレードアップした感も漂っていたように思います。 次の開催は、来年3月の予定です。 私にとって、例年とはちょっと違う夏でした。 この夏、いろいろな形でご支援いただいた皆さま に、 心よりお礼申し上げます。 写真は、朝日に映える八ヶ岳の主峰赤岳です。 こんな風景をみると、またこの山へ登りたくなります。

イチゴの品種と栽培

月刊誌『農耕と園藝』(誠文堂新光社) 2013年9月号が 発売になっています。   今月号の特集は「イチゴ 」です。 イチゴの品種や栽培に関する最新情報を読むと、 その奥深さがよくわかります。 連載「花の文化」では前号(8月号)につづいて、 斑入り植物が紹介されています。 斑入りって、どうして、こうも気になるのでしょうか。 私も アグリニュースに記事を書かせいていただいています。

海の声を聞こう

いよいよ秋の気配が漂い始めてきました。 この夏は、山に入っていることが多かったので、 すっかりお知らせが遅くなってしまいましたが、 科学教育誌『Science Window』2013年夏号が 発行されています。 今回、編集や取材・執筆などで誌面づくりに参加させていただきました。 特集は、「海の声を聞こう」です。 ダイオウイカやウナギ、海流の最新情報、 そして、海の再生をテーマにした現場リポートなど 海をいろいろな角度から取り上げています。 連載も充実しています。 生きもの共生をとりあげる、 新連載の「共に生きる」では、 その第一回目として、イソギンチャクとヤドカリが登場しています。 すべての記事をウェブ上から読むことができますので、 ぜひ、ご覧ください。 http://sciencewindow.jp

草花散歩会 2013 のご案内

今年も、草花散歩会のイベントを開催します。 詳細は↓のオフィシャルサイトをご覧ください。 http://www.evolutiolab.com/events/ws004/ ご参加、心よりお待ちしております。 ++++++++ イベントのご案内 ++++++++ 『植物博士とゆく草花散歩と座学カフェ』  (お茶とお菓子と、虫眼鏡、ワークブックつき) 自然豊かな八王子の長沼公園と八王子セミナーハウスで、 草花を観察しながらお散歩する会をひらきます。 ナビゲーターは植物博士の保谷彰彦、デザイナーの須佐岳彦、 児童文学作家で歌人の陣崎草子がつとめ、 ふだん見なれた草花をじっくり観察し、 草花のくらしをさぐってゆきます。 めくるめく不思議な自然の世界へ、いっしょにでかけませんか? 草花たちの特性について植物博士のお話を聞いたあと、 草花散歩へでかけます。 ゆっくりと時間をとって顕微鏡をのぞいたりしながら観察し、 ワークブックにスケッチや気づいたことをかいてゆきます。 散歩のあとは座学カフェの時間です。 コーヒーやお茶、お菓子を楽しみながら、 参加者のみなさんで草花について気づいたことなどを語りあいます。 日 時:2013年9月8日(日)11:00~17:00頃まで 場 所:長沼公園、および八王子セミナーハウス(東京) 参加費:大人(大学生以上)2500円、18才未満500円      ※小学四年生以下は保護者同伴。 申込締切:9月2日(月)まで 概要: ・10:40~ 受付 ・11:00~ オリエンテーション、座学、解説 ・12:00頃~ 長沼公園にて昼食(お弁当:持参) ・13:00頃~ 1.5~2hほど草花散歩。 ・15:00頃~ 1.5hほど、お茶とお菓子を楽しみながら座学と発表会。 参加人数:20名まで(お申し込み順) 申込み方法:メールでの受付となります。       詳しくはオフィシャルサイトをご覧ください。        http://www.evolutiolab.com/events/ws004/  ナビゲータープロフィール: ・保谷彰彦:植物解説担当。専門はタンポポの進化や生態。  自然科学系のライターとしても活動中です。博士(学術)。   http://w

ロボットは東大に入れるか

国立情報学研究所では、広報誌「 NII Today 」を定期的に発行しています。 ただいま、No.60  人工頭脳プロジェクト「ロボットは東大に入れるか。」 が 刊行されています。 この人工頭脳プロジェクトの特集号の中で、 『 数学・物理の入試問題に解を与える人工頭脳と、 その応用技術への期待 』 というページの取材と執筆をさせていただきました。 私にとっては、あまり馴染みのない世界でしたが、 東大の入試問題をソフトウェアで解こうというチャレンジに ただただ驚くばかりでした。 NII Todayには、国立情報学研究所で行われている 興味深い世界が広がって います。 バックナンバーもウェブサイトで読むことができます。

植物工場最新情報

月刊誌『農耕と園藝』(誠文堂新光社) 2013年8月号が 発売になっています。 今月号の特集は「 植物工場最新情報」です。低カリウムレタスの話など、 情報満載で楽しい特集です。 個人的に注目させていただいている、連載「トマトの履歴書」の第8回は、 「ガラパゴス諸島に自生する固有の野生種トマト」です。 とても貴重な情報が得られます。 私もアグリニュースに記事を書かせいていただいています。