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中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

なぜ紅色なの?

今ごろの季節には、公園やら庭木やらでカナメモチ(レッドロビンという品種かもしれません)が目立っています。
カナメモチの若葉は、写真のように紅色。新緑でない紅色。



このような紅色の若葉は、しばらくすると緑色に落ち着いてきます。
たぶん、クロロフィル(葉緑素)の合成が盛んになって、紅色が消えるのだと思います。紅色のもとになっている色素はアントシアニン? このような感じで、紅色がどのように生じているのかは、なんとなく予想ができるような気になります(予想が外れている可能性も高いですけど‥)。

だけど、どうしてそんなことをしているのかが予想がつきません。種子植物の多くは、若葉が緑ですよね。私たちも最初から光合成がんばってます、みたいに。それなのに、カナメモチの若葉はどうして赤いのでしょうか? 食害対策としてでも、役立っているのでしょうか。 悩ましいです‥