スキップしてメイン コンテンツに移動

中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

シナノタンポポ

シナノタンポポが咲いていました。

昨年も訪れたところへ、今年も行ってきました。
とても穏やかで、お気に入りスポットです。

昨年、同じ場所でシナノタンポポの撮影をしている時のこと。
息を止めて、シャッターを切った瞬間、
シナノタンポポの向こうに、ぬーっと犬が現れたのです。

散歩中の飼い犬でした。

シナノタンポポの写真の背景には、
その飼い犬がこちらを見ている様子が、ふわっと写りこんでいました。

たまたまできた「シナノタンポポと犬」の写真は、密かに気に入ってます。

その飼い犬が、今年も同じ場所を通りかかりました。
「おおーっ、一年ぶりだねぇ」と心の中でつぶやくと、
その飼い犬は、私の顔を見ながら「わんっ」とひと吠え。
飼い主に「これっ」と軽く叱られていました。

その飼い犬は、一度だけこちらを振り返り、
坂の向こう側へと行ってしまいました。

下のシナノタンポポの写真は、飼い犬と出会った場所から、
ほど近いところで撮影したものです。