スキップしてメイン コンテンツに移動

中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

クサノオウ

郊外でなら、そこかしこで見かけるケシ科のクサノオウ。花だけ
みると素朴な感じでしょうか。

葉や茎をちぎってみると、そこから黄色い乳液がじわっと出てき
ます。この乳液がいかにも毒々しい色で、心ひかれると同時に、
やや警戒心がはたらきます。

クサノオウの葉や茎などには20種類ほどのアルカロイドが含ま
れているそうです。そのため、古い時代から薬草として広く利用
されてきました。

ですが、薬にもなるが毒にもなる草のようです。あまり強い毒で
はないのですが、死亡例も報告されています。やたらに口にしな
いほうが無難かもしれません。