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中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

山に咲くギンリョウソウ

登山道の脇の茂みにギンリョウソウが咲いていました。
6月上旬、長野県の山の中でのことです。

ちょうど同じ頃、東京の雑木林のギンリョウソウは、
すでに果実になっていました。

透きとおるような白さのギンリョウソウ。
落ち葉の隙間から顔を出すように、点々と咲いていました。

ギンリョウソウは、樹木の根に共生する菌類から、
栄養を得ているといわれます。
自らは光合成をしない植物。
葉緑素がないため、白く見えるというわけです。

地面から伸びる茎の先に、1つの花を咲かせます。
黒紫っぽく見えているところが、雌しべの柱頭。
その周りの黄色っぽい部分が雄しべです。

興味が尽きない植物です。