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中学校の教科書に「私のタンポポ研究」が掲載されました

教科書への作品掲載のお知らせです。 このたび、2021年4月から使用されている、 中学校の国語の教科書 『 新しい国語1 』 (東京書籍)に 私の作品『 私のタンポポ研究 』 が掲載されています。 詳しいことは出版社の紹介サイト →  こちら をご覧ください。 中学生のみなさんに作品を楽しんでいただけたら幸いです。 そして、タンポポや生き物、自然環境などへの関心を深める きっかけとしてお役に立つようなら、著者としてとても嬉しいです。 この作品は『わたしのタンポポ研究』(さ・え・ら書房)を 元にして 書き下ろしたものです。 『 わたしのタンポポ研究 』も、 よろしければ、お手にとってご覧ください。        

ムシトリスミレ

垂直に切り立つ岩場の壁面にムシトリスミレが咲いていました。
高山に生える、花茎が5cmほどの植物です。

ムシトリスミレは、名前にスミレがつきますが
スミレ科でなく、タヌキモ科。
葉から出る粘液で虫を捕らえる食虫植物です。

虫をとり、スミレにやや似た花をつけるので、
この名がついたようです。

写真をよくみると、葉には小さな虫がくっついているのがわかります。
葉の粘液で身動きがとれなくなったのでしょう。

岩場の壁面には、たくさんのムシトリスミレが生えていましたが、
どの個体も、葉には小さい虫がたくさんくっついていました。

手前の花は開花前、後ろに見える花は開花中です。

花の方には、マルハナバチなどが訪れていましたが、
もちろん葉にはくっつきません。