新刊のご案内です。 このたび、有毒植物の図鑑が出版されました。 『有毒!注意!危険植物大図鑑』(あかね書房) 保谷彰彦 写真・文 定価 4,400円 (本体4,000円+税) A4判 95ページ 2020年1月30日 この図鑑では、主に身近な有毒植物を紹介しています。 私たちの身の周りには、意外にも、多くの有毒植物が生えています。 そして、毎年のように、食中毒などが起こり、 ひどい場合には、命に関わるような事故につながることがあります。 いったい、どの植物が危険なのでしょうか? それらの植物の毒は、私たちの体のどこに作用して、 どのような中毒症状が現れるのでしょうか? この本では、多岐にわたる有毒植物の種類や作用、 その中毒症状をわかりやすくするために、 有毒成分のタイプごとに、そして、植物のグループごとに、 主な特徴をまとめてみました。 さらに、コラムとして、毒キノコを20種ほど紹介しています。 このコラムでは、千葉県立中央博物館の吹春俊光さんに 多くの情報をいただき、また写真をご提供いただきました。 その他、外来植物と食虫植物のコラムもあります。 ところで、有毒植物の中には、薬として利用されるものも多くあります。 うまく付き合うことで、私たちにとっても役立つことがあるわけです。 そこで、薬として利用されている植物も紹介しています。 本書では、植物とキノコを合わせて、 約170種が全てカラー写真で掲載されています。 対象は小学生〜です。 この図鑑が、植物への興味を深め、 私たちの暮らしと植物との関係を考えるきっかけになれば、 著者として嬉しく思います。 中学生・高校生・一般の大人の方にも楽しんでいただけると思います。 ぜひ、お手にとってご覧ください。 - - - この本を作るのに、とても多くの方にお世話になりました。 千葉県立中央博物館の吹春俊光さんをはじめ、 大作晃一さん、加藤恵美子さん、立川浩之さんには、 毒キノコの写真をご提供いただきました。 星薬科大学の須藤浩さんには 有毒植物ゲルセミウム・エレガンスの写真をご提供いただきました。 素敵なイラストは祖敷大輔さん、 カッコいいブックデザインは椎名麻美さんによるものです。 そして、...